ごあいさつ

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山形大学医学部小児科学講座教授 三井 哲夫

 

このHPを訪れた方へ

 私たちは、山形大学医学部で、小児科を担っています。私たちの仕事は大きくわけて、3つあります。ひとつは、山形県内を中心とした小児医療、大学病院では、難治性疾患の診療、また関係する市中病院、診療所では感染症を中心とした、様々な第1線の病気の治療です、第2番目は、そうした疾患の病態、病因、そして新規治療法の研究です。戦後から高度成長期をすぎて感染症を中心とした多くの病気は、かなりな程度制御できるようになってきました。しかし、まだまだ、治らない病気があります。そうした難治性疾患を研究し、新規の治療法につなげていかなければなりません。そして、最後は次代を担う医師の教育です。こどもの診療経験を各科の若い先生に持ってもらうこと、また、しっかりとした小児科専門医を育てることです。これら3つの目的のため、主に大学病院の病棟、外来、そして、関連市中病院、診療所を現場として、仕事をしています。効果が確定している、根拠に基づいた最新の治療、いわゆる最良標準治療の提供に日々努力しています。
 
 新生児集中治療の発展により、500gで生まれた赤ちゃんも立派に大きくなるようになりました。ワクチンの発達により、幼児期の細菌性髄膜炎や敗血症は、減少しています。難治性のてんかんは、様々な新規治療薬で、発作を抑えられるようになりました、てんかんの原因遺伝子もわかるようになってきました。急性リンパ性白血病は、実にその8割を治すことができるといえるような時代になりました。しかし、いったん発症するとうまくいっても障害が残ってしまったり、治ることなく亡くなってしまうような病気はまだまだたくさんあります。こうした重症で、難治な病気に対しては、様々な形で研究をし、新たな有効治療を見いだすことが必要です。研究のためには、患者さんやそのご家族にいろいろとご協力を頂く必要があります。その際には明日の良き医療の為に是非ご協力をお願いします。また、これまでの経験を生きたものとし、次代に繋いでいく、すなわち次を担う医師の人材育成には多くの患者さんの診療経験が不可欠です。私自身も多くの患者さんから学ばせてもらって、今も学び続けています。この次世代の教育にも是非、患者さん、またご家族の協力をお願いいたします。
 私たちは、皆様に助けていただきながら、一緒により良い小児医療をつくっていきたいと常に考えています。
 
 

小児医療に興味があるあなたへ

 小児科は大変やりがいのある仕事です。ハーバード大学の小児神経科医であるブラゼルトン博士が紹介したマヤインディアンの詩に

    • 子供は我々の世界の未来である。
    • 母親はこどもをしっかりと抱きしめなさい。
    • そうすれば彼は世界が彼のものとわかるから。
    • 父親はこどもをもっとも高い丘の上に連れて行き、
    • そしてどんなに世界がひろく、すばらしいかを彼に教えなさい。

という言葉があります。

 文字通り、明日を担うこども達の診療、疾患への対処、また疾患の本態研究だけでなく、予防、健診、学校保健、障害児医療や福祉、発達支援、こころの問題対処、教育等、その対処する範囲は広く、ひととしての発育発達途上の全人格を相手に仕事をしていかなくてはなりません。小児科医には、大変ですが、あなたが活躍できる場が、たくさんあります。

 小児医療においては、専門的見地だけでない、総合内科としての対応が求められます。山形大学医学部小児科には、それを勉強し身につける場があります。大都会の大きな医局では得られない、顔が見え、気軽に話し合える場に各分野の専門家がいて、その指導を仰ぎ、共に学ぶ機会があります。関連病院においてはそうした専門的知識を学んだ上で、いわゆるコモンディジーズもしっかりと学び、診療することができます。その上で、未だ、治すことが困難な病気の本態を研究し、あらたな地平を築く事もあなたのやる気次第で十分に可能です。病気は地域を選ぶこと無くどこにもでも起こります。山形の各地域にあなたが活躍できる場所がたくさんあります。

 プライマリーケアーに精通した後に、各分野にわたって専門的研修をすることも可能です。大学病院で行っているような専門研修は勿論、不足するものがあれば、国内の施設へ学びにでることもできます。またやる気とチャンスがあれば、海外への留学も可能でしょう。
小さきもの、弱きものに寄り添い、それを仕事としていきたいあなた、

 あなたも私たちと一緒にがんばっていきませんか。